【共通テーマデー】わたしの中のヒロイン~動物のお母さん~
みなさんこんにちは。マザー牧場でバンジージャンプ!坂岸“世界を逆さまに愛を叫ぶ”茉莉です。
今月の共通テーマデイのお題は「わたしの中のヒロイン」。私の担当する秘境地域では多くの女性が活躍しています。最初は、私のヒーロー、チェ・ゲバラの娘でもあるアレイダさんのこと、ナスカの地上絵の保護と研究にあったマリア・ライヘ女史のこと、環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性マータイ女史(mottainai運動の)のこと、憧れる素敵な女性がたくさん居るので迷いました。
でも今回は敢えて固有の女性に焦点をあてずに、私の世界で出会った偉大なる女性の姿をご紹介します。
それは、「母」です。
女性というより「雌」という表現をした方が正しいかもしれませんが、添乗先の世界で多くの「お母さん」を見てきました。時には優しく、時には強く、時には激しい「母」の姿です。
●シマウマの親子
ケニアのマサイマラで出会ったグレビーシマウマの親子。子ども生まれてから約10分で立ち上がり!オス1頭に対し、約15頭前後のメスや年をとったシマウマ、そして子どもを群れをなして生活をします。私が出会った子どもは1月頃、お母さん(と思われる)個体の横に常に寄り添い草を食べていました。2月から3月はベビーラッシュと言われ、ケニア・タンザニアで多くの子どもたちがご覧頂ける時期です。
●マウンテンゴリラの親子
ゴリラと言えばウガンダのブウィンディ国立公園。絶滅を危惧される動物です。その最大の
理由が密猟が原因だとか。「ゴリラの手を灰皿にするのがブームになってね、それで密猟されたんだ」というガイドさんの言葉には唖然としたものです。
そんな人間に非常に近いマウンテンゴリラ。子どもは2歳ぐらいまで乳離れせずにお母さんと一緒に遊んでいました。最近のニュースで、子の死を痛む母親ゴリラの記事を見ました。喪に服すゴリラもいるとか・・。言葉を発するかしないか、それが人間とゴリラのたった1つの違いな気がしてなりません。
●ワオキツネザルの親子
マダガスカルの固有種、縞々の尻尾が特徴のキツネザル。9月頃に撮影した写真です。お母さんの腹部に必死にしがみつく子どものワオキツネザル。このキツネザルは珍しく女性上位の社会だそうです。サルは一般的に順位付けして群れをなしますが、最下位のメスよりもオスの方が弱いそう!
時期は異なりますが、世界中で多くの動物のお母さんと子供たちに出会ってきました。人間に愛想を振りまくどころか、牙を向いて子どもを守ろうとするお母さん。ライオンのお母さん、ゾウのお母さん、キリンのお母さん、敵から愛する子どもを守る為にサバンナで生きる力強い姿を見てきました。
最近はなでしこジャパンの優勝から、女性の活躍が注目されています。人類だけではなく動物の世界も同じかもしれませんね。きっと女性、母親が一番強いんです。うちの会社みたい!?愚問ですね。(坂岸)
【共通テーマデー「わたしの中のヒロイン」】
〔添乗見聞録編〕~ダリットの女王マヤワティ~
〔倶楽部ユーラシア編〕~イザベラ・デステ~
〔ぶらり秘境探検隊編〕~動物のお母さん~
〔ろまねすく通信編〕~ジョルジア・ボスコロ~
〔船の旅便り編〕~ジョセフィーヌ・ド・ボアルネ~
〔パゴタの国からミンガラバー編〕~女王シンソープ~
| 固定リンク
「テーマ:世界の動物たち」カテゴリの記事
- 癒しを求めてタスマニアへ PART.Ⅰ(2012.06.19)
- このキリン何キリン?ケニアのキリンのはなし(2012.01.27)
- タジーカナコの徒然タスマニアPart②(2012.01.13)
- 【共通テーマデー】私が心奪われた動物~タスマニアのウォンバット~(2011.11.01)
- 癒しを求めて(2011.10.28)
「文:坂岸」カテゴリの記事
- チェ(おい!)ゲバラ~!(キューバ・アルゼンチンア)(2012.11.20)
- 今話題のボリビアの塩はHOW MUCH?(2012.10.18)
- 暑さに勝つ!~南米編~(2012.08.08)
- 今週末はブラジルフェスティバルへGO!(代々木公園)(2012.07.19)
- パタゴニアのパンフレットが完成しました!(2012.06.20)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント