夜景の輝きの背景に…
皆さんこんにちは!ロマンチックな夜景にメロメロ霍間“マジシャン”祐子です。本日の東京は再び暑さが戻ってまいりまして、昼休憩の時にコンビニに行くだけでも汗ばんでしまいました。
今年は地震の影響で「節電の夏」が叫ばれていますね。そんな今日は南アフリカの電気事情をお話をさせて頂きます。
電力問題が世の中で大きく取り扱われるようになってから、添乗先でお客様によく訪問先の国の電力について質問されるようになりました。皆さん他の国の電力源が何なのか気になるようですね。日本でも最近は脱原発が大きく叫ばれ、昨日はロシアや中国、韓国から電力を買い取るというニュースも流れていましたが、非常に電力に対して意識が高いように感じます。
先日訪れた北欧4ヵ国ではエコエネルギーの意識が高かったです。ヨーロッパの一部地域では、余った電力を隣の国に売ったりすることがあるとガイドが話しておりました。島国日本ではなかなか海をへだてていますので、ヨーロッパと同じようにはいかないかもしれませんが、クリーンな発電方法で電力をまかなおうとする意識は見習わなければいけませんね。
南アフリカに行った際、心奪われた景色の中にケープタウンの夜景があります。まだ記憶に新しい2010年開催FIFAワールドカップの会場となった、スタジアムが大きく輝いて見えました。街全体が、まるでダイヤモンドのようにキラキラと眩いほどにきらめいていたのが印象的でした。シグナルヒルという小高い丘からケープタウン全体を見渡ししばしお客様と一緒に呆然と立ち尽くしてしまいました。
そんな素敵な夜景が見られる背景には、深刻な電力不足が隠されています。南アフリカは2007年頃から深刻な電力不足が問題となっており、近隣諸国からの送電や発電所の増設を計画を急速に推し進めています。しかし2015年までは電力不足が解消されていないようで、原子力を利用しながらこの大きな問題を解決しようとしているそうです。この夜景の街、ケープタウンの人口は南アフリカで2番目に大きく、日本の横浜と同じくらいの350万人です。ケープタウンは仕事を求めてやってくる人が毎月1万人程がいる大都市で、ますます人口が増加し、電力の問題もなかなか打開策を見つけられないという話を聞きました。美しい夜景は、大都市を観光する際の楽しみでもありますが、環境に悪い影響をあたえないクリーンな電力と電力の使いすぎには注意しなきゃいけないなと考えさせられた夜景でした。
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