中米の主食・・・それはププサ!?(エル・サルバドル)
みなさんこんにちは。トトロの森に行ってみたい!坂岸“トウモコロシ”茉莉です。
先日TVでアイドルの里田まいが米好きアイドルとして「里田米」というお米を発売していました。私たち日本人はお米が大好きです。私は毎日は食べませんが、やはり添乗に行くと白い御飯が懐かしくなります。最近私の家では新しい炊飯器を買おうという動きが出ています。10年以上使用していている年季の入った炊飯器ではありますが、まだ動きます。しかし新しい炊飯器で炊くと御飯の艶が違うそうなんです。本当でしょうか・・・。
さて、そんな私たち日本人にとっての主食「お米」。しかし国も変われば当然「主食」も変わります。我々秘境チームが扱う中米諸国の主食は何だかご存知でしょうか?
もちろん白いお米も食べますが、主に食されているのは「トウモロコシ」です。だって人間はトウモロコシから出来た、なんていう伝説があるぐらいなんですから。
マヤ時代から食されているトウモロコシをベースにした料理には、代表的なトルティージャ(日本ではタコスと呼ばれていますね)、またタマレスもあります。タマレスはトウモロコシの練り粉の中に砂糖を入れてバナナの葉で巻き蒸したものや、トマトソースで煮込んだ肉を入れて蒸すものがあります。本日ご紹介したいのは、そんな中米にあるエル・サルバドルにある料理「ププサ」です。
このププサは国を代表する料理で、ナワトル語のププシャウアから来ているそうです。それ
は「膨張したもの」を意味し、詰め物で膨れているということだそう。水で練ったトウモロコシ
の粉で円盤状の生地を作り、その上にチーズ、チチャロンやインゲン豆のペーストを単独に、フライパンの上で焼き上げて作ります!これがとっても美味しいんです。熱いうちにちょっと辛めのトマトソースや酸味のあるソースと絡めて食べるとより美味です。エルサルバドルを訪れると、街には「ププセリア」という看板がたくさん見られます。
外国に働きに出ているエルサルバドル人が、帰国してまず食べるのが、この「ププサ」だそうです。まさに国民色。私たち添乗員が帰国して何を食べるお寿司と同じような存在でしょうか。エルサルバドルには「ホヤ・デ・セレン」という世界遺産遺跡があります。ここは中米のポンペイと呼ばれ火山灰に埋もれたことによりマヤの人々の生活の跡が残っている遺跡があります。そんな人類の叡智に触れた後は、「ププサ」で空腹を満たす、そんな旅も素敵かもしれませんね。(坂岸)
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