2011年10月13日 (木)

世界の街角一丁目 第22回「カナダ・シャーロットタウン」

P4皆さん、こんにちは。グリーンゲイブルズより出社!三橋“今日も三編みが似合う”愛子です。私は先日まで、愛してやまない「赤毛のアン」の故郷・カナダのプリンスエドワード島の添乗に行っておりました。プリンスエドワード島といえば2008年に「赤毛のアン」出版100周年を迎え、注目を浴びたのが記憶に新しいところ。カナダ本土の東側、セントローレンス湾に浮かぶプリンスエドワード島は、正式な名称をプリンスエドワードアイランド州といい、歴としたカナダ13州ひとつ。面積は日本の愛媛県とほぼ同じ5,656平方キロメートル程でカナダ13州の中ではもちろん最小の州。フランス人冒険家ジャック・カルティエが初めてこの島に降り立つまでは、先住民ミックマック族がのんびりと生活をしていました。当時は彼らの言葉で「アベクエイド(波間に浮かぶゆりかごの島)」と呼ばれていました。穏やかでゆっくりと時間が流れる場所だったのがうかがえますね。

さて、約四ヶ月ぶりとなるシリーズ・世界の街角一丁目。今日はそんな小さな州にある、小さな小さなダウンタウン・シャーロットタウンを歩いてみることにしましょうか・・・

プリンスエドワードアイランド州の州都シャーロットタウンは人口約3万2000人の小さな町。島の中央部クイーンズ地区に位置し、建物が密集するような風景は島の中ではここでしか見られません。ダウンタウンは港に沿って広がり、2時間もあれば街の散策は大半できてしまうほど可愛らしい町なのです。

P3_3 その中でもひと際目を引く建物がプロビンスハウス。1847年建造の建物ですが、どっしりとした4本の柱がどことなくギリシア神殿をイメージさせます。プロビンスハウスはカナダ史でもっとも重要な場所。1864年、当時の各植民地の代表が初めてここに集まり、カナダ建国に向けての話し合い「シャーロット会議」が開かれました。つまり、ここは「カナダ発祥の地」といっても過言ではありません。現在、プロビンスハウスは州議事堂として活躍しています。

そしてプロビンスハウスのすぐお隣、ミュージカルの演目やアートの看板が掲げられた現代

P1_3風の建物はコンフェデレーションセンター。「シャーロット会議」から100周年を記念して建てられました。中ではシーズンごとに様々なミュージカルが上演されるシアターやアートギャラリー、お土産屋さんがあり、中を覗いてみるだけでも楽しめます。ここを訪れたらぜひ観たいのが「赤毛のアン・ミュージカル」。以前、日本でも劇団四季が上演した演目ですが、実はその時使った音楽や歌は、故郷であるこのコンフェデレーションセンターで上演されているミュージカルの、そのままの音楽を使ったそうですよ。

P2_3そして、コンフェデレーションセンター前をお散歩していると、向かいの通りに大きなアイスクリームの看板を発見!ここは見てのまんま「COW’S」というアイスクリーム屋さん。現地の人曰く“カナダでNO.1!”のアイスクリーム屋さんなのだとか。見た目にはカラフルでビックなアイスクリーム、お味の方は・・・ぜひ、現地でお試しあれ!

さて、シャーロットタウンの街を歩いていると、至る所で教会を目にします。プリンスエドワード島の人々は今でも熱心なキリスト教信者の方がほとんど。毎週日曜は安息日となり多くの人が教会に足を運びます。しずかな日曜日の朝、木洩れ日の中で、鳥のさえずりに耳をすませて歩いていると、どこかで賛美歌の歌声が聞こえてくるかもしれませんね。(三橋)

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