2011年10月17日 (月)

動物専用道路とメガネ橋(カナディアン・ロッキー)

P1みなさんこんにちは。終わりかけのスイートピー坂岸“I will follow you”茉莉です。あっという間に金木犀が咲きおわり、そろそろ晩秋かな、と思いきやこの2,3日暑いぐらいの陽気が続きましたね。半袖の方を見かけるぐらいです。
さて、私が先日訪れました9月下旬の秋のカナディンロッキーは、最低気温マイナス7度にもなる寒さでした。しかしながら冬はマイナス40度にもなる厳しいロッキー、まだまだ序の口と言ったところでしょうか。
そんなロッキーの国立公園内にはいくつかの舗装された道路が走っています。

P3その道路を車でドライブしながら、目の前にある峻険な山々の麓までいとも簡単に訪れることができるのです。先日ご紹介したアイスフィールドパークウェイ(通称:氷河観光道路)は、ニューディール政策を真似て、雇用拡大の為に通した道路だという話も聞いたことがあります。舗装された道路を走っていると、目の前に大きなメガネ橋に出会いました。カナディアンロッキーを観光する”足”になるのは基本的には車、またはバスです。それなのに、車道を横切るためのメガネ橋がたくさん通っているではないですか。観光客が安全に渡れるため??周りには山と湖しかない場所です。そんな場所で観光客が歩いて通るでしょうか?
そう、そのメガネ橋は野生動物専用道路なのだそうです。道路の脇にはもちろん柵がしっかりと張ってあります。しかしながら、人間が勝手に作った道路です。ロッキーに棲む野生動物たちが安全に事故に遭わずに道路を渡れるように、橋を作ったというのですから驚きです。残念ながら、威風堂々とメガネ橋を渡る動物たちには出会えませんでしたが、秋のロッキーは冬眠前の熊や山羊や鹿などが多く見られるんだとか。

そう言えばガイドさんが言っていました。そんな便利な道路、厳しい冬の氷点下の寒さで毎

P2_2 年ヒビが入ってしまうそう。確かにそのひび割れを直した後が沢山残っていました。さすがカナダ、きちんと直されてはいましたが、ヒビが入らないコンクリート道路を開発したら、ノーベル賞をとれるよ、とガイドさんが嘆いていました。冬の寒い時期には工事すら出来ないので、春先から夏にかけては道路をいつもいつも修理しているとか。(坂岸)

|

テーマ:自然・遺跡・歴史」カテゴリの記事

国07:アメリカ・カナダ」カテゴリの記事

文:坂岸」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。