2011年11月21日 (月)

【新ツアー発表!】グリーンゲイブルズにおじゃましま~す!(第一弾・マシュウのお部屋)

P2_4  みなさん、こんにちは。寝起きドッキリ!三橋“明日はあなたのお部屋におじゃましま~す!”愛子です!朝晩の冷え込みが一段を厳しくなってきた今日この頃。朝、家を出るとき、ついついポカポカした春の日差しが恋しく思ってしまいます。そうそう、春といえば・・・先日、ユーラシア旅行社「春のプリンスエドワード島と世界遺産ルーネンバーク 8日間」というツアーが新発表されました!このツアーの魅力は、なんと!あのキャベンディッシに二連泊!!あの「赤毛のアン」の舞台キャベンディッシュに二連泊ですよ(二回目)!!ファンにとっては憧れの地ですよね。しかも宿泊は大人気のキャベンデッシュ・キンドレッドスピリッツ。アンの少女時代の家・グリーンゲイブルズから徒歩でいける距離にあるホテルなのです。観光の時間が足りなかった!なんてことがあっても、チェックイン後、再びグリーンゲイブルズに戻り、ゆっくり自分のペースで回ることが出来ちゃうのです。

そこで今日から久しぶりのアンブログを始めたいと思います。

P1_2またまたかなりマニアック&妄想劇が炸裂してしまうかもしれませんが・・・。私の心に残っている物語の台詞と併せてグリーンゲイブルズそしてキャベンディッシュをレポートします!第一回目の本日はグリーンゲイブルズの一階にある、マシュウのお部屋をのぞいてみましょう!

さて、ここからは、先月私が実際にユーラシア旅行社のツアーにて添乗員としてグリーンゲイブルズを訪れた時の体験を基に、“バーチャル体験”ならぬ、「“妄想体験”グリーンゲイブルズ」をお送りします。是非、アンのように想像力をいっぱい掻き立てて読んでくださいね♪

真っ青な空の下、あなたは今、「赤毛のアン」の中で主人公アンが幼少期を過ごしたグリーンゲイブルズの前に立っています。まずは目を閉じてゆっくりと深呼吸。憧れのグリーンゲイブルズを前に、高鳴る胸を押さえましょう。するといきなり五感が研ぎ澄まされました。心地よいそよ風にのって、リンゴやライラックの花がふわりと香り、背後からは、ざわわ・・・ざわわ・・・と葉と葉がこすれ合う音が聞こえます。ふと目を開けると、周囲には豊かに茂る緑が、振り向くと、昼間というのに薄暗い森「お化けの森」が延々と広がっています。物語の中では、この道を真っ直ぐ進めば、心の友ダイアナ・バリーが住むオーチャードスロープがあるはずですが、実際はモンゴメリが眠る墓地に到達します。「お化けの森」の散策は後でゆっくりすることにして・・・まずは夢にまで見たグリーンゲイブルズへいざ、入る事にしましょう!

【①マシュウの部屋】
南側に面した玄関の扉を開けると、ホールいっぱいにやさしい太陽の光が注いでいます。一歩一歩進むたびにギュっギュっと音を立てる木の床は見るからに年季入り。実はこのお家はもともと作者モンゴメリの親戚マクニール兄妹が暮らしていたそう。19世紀当時のリアルな香りがそのまま残っているのにも納得。玄関ホール突き当りに、北側に面した小さいお部屋はアンの良き理解者であったマシュウ・カスバートのお部屋。赤と白のキルトの手作りベッドカバーがパッと見、大男のマシュウには似合わないなぁと考えてしまいますが、じっと立ち止まって、その部屋でマシュウが日々の生活を送っている想像をするとマシュウのシャイなハートに妙にマッチしている!?そして大男の割りに意外と部屋が小さいことにも気が付きます。これは当時のマリラの「寝室は寝るためだけにあるもの。だから必要最低限のものだけしか部屋には置かない。そのほうが掃除が楽だから。」という考え方に影響しているのでしょうか?口下手なマシュウらしく本当にシンプルなお部屋です。アンやマリラと違ってマシュウの部屋が一階にあるのは、マシュウは足が悪かったためです。また女性がどうしても苦手だったマシュウは、女性の来客があるとこの部屋からそそくさとキッチンのほうへ逃げていきました。
今日は、そんな、少年の心を持ったマシュウの心温まる台詞でお別れです。

ある日の夕暮れ時、マシュウも歳をとり、今までの農作業も一苦労でした。アンは自分がもし男の子だったら、手伝ってあげられたのに、と悔やみます。そんなとき、マシュウがアンに掛けた一言。
「アン、よく、覚えておおき、たとえ男の子が1ダースいるより、お前一人にはかなわないんだよ。エイブリー奨学金をもらったのは、確か男の子じゃなかっただろう。女の子だったよ、うちの子だ。そう、わしの自慢の、うちの子だよ。」

その翌日、マシュウは心臓発作でこの世を去ってしまいます。残されたアンとマリラの絆は今まで異常に深くなり、もう本物の家族同然です。涙なしでは読めないシーン。私が大好きなシーンです。

次回はユーラシア旅行社グリーンゲイブルズレポート【第二弾】をマイペースにお送りします!

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