2011年12月21日 (水)

神様お願い!

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みなさん、こんにちは。今年最後と思いきや、ひょんなことから再登場です。おせちはもっぱらフライング派、吉村“ツチノコ探検隊”和馬です。もういくつ寝ると、お正月ですね。来年は辰年!ということで、世界の空想シリーズ。
空想というと、夢もロマンもなくなってしまいますが、世界には様々な空想上の動物たちがいますよね。ユーラシア旅行社が扱う地域の中にも、たくさんの動物たちがいますが、本日ご紹介するのはククルカン。動物と言ったら罰が当たりますね。中米地域の神です。
こちらのククルカン。とても有名です。なんで有名かと申し上げますと、メキシコ・チチェンイッツアに年に2回ほど降臨されるんです。私も過去3度ほどお会いしておりますが、その神々しさは言葉では表現できないほど…。

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春分の日と秋分の日の、だんだん太陽が傾いてくる夕刻前。奇跡が起こります。ククルカンが降臨です。
ククルカンとは、羽毛の生えた蛇の神様で、古代マヤにおいては創造神で最も崇拝される神のひとつです。古代アステカでは、ケツァルコアトルとも呼ばれたりもします。地域が異なり、時代も異なる、ククルカンとケツァルコアトルですが、基本的な姿形はほぼ似通っていて、当時の交流や伝承が広範囲に渡って広がっていたことが推察されます。
そんなククルカンですが、世界遺産チチェンイッツア遺跡の中でも、一際、絵になるカスティージョと呼ばれるピラミッド。こちらに関しては、過去のブログで何度も登場してますので、説明はそちらに譲りたいと思います。
年に2度の奇跡は、このピラミッドと太陽が造り出す天文ショーなのですが、意図的にククルカンを創造したことからも、ククルカンの崇拝ぶりが伺えます。
その奇跡がやってくる3月。「2012年はマヤの年」と巷を騒がせています。マヤの年2012年。日本では辰年。偶然といえばただの偶然でしょうし、深読みといえばそれまでですが、空想上の動物と古代の神、意外な共通点を感じつつ、ククルカンに来年も出会いたいと願う、年の瀬です。(吉村)

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