【共通テーマデー】旅先で出会ったお花
みなさんこんにちは。坂岸マーチング推進部”弥生はヨイヨイ”茉莉です。
さて、今月の共通テーマの内容は「旅先で出会ったお花」です。
只今、ユーラシア旅行社ではユーラシアニュース(月刊誌)5月号の作成が始まりました。その上、お花なんていう単語が出てくると春麗かな気候を思い浮かべ、つい「今、何月だっけ?4月?」と思い込んでしまいます。しかし、昨日は珍しく東京も積雪に見舞われました。南極から帰国したばかりなのですが、朝起きて見た庭の銀世界を見て、また南極に戻ってきてしまったかと思ってしまうぐらい、寒い毎日が続きます。
そんな寒の戻りの3月スタートですが、本日は張り切って私たち秘境チームを代表する花をご紹介致します。それは、、、ナミビアにある「ウェルウィッチア」です。ご存じですか??
実は私はこの花が(というよりこの植物が)大好きで、以前、秘境ブログで「2000年の時を繋ぐラブメッセンジャー」というタイトルで既に紹介を致しました。
「ウェルウィッチア」 (園芸名は奇想天外)
その名の通り、奇想天外なお花なのです。
ウェルウィッチアが生息するアフリカ大陸のナミビアの気候はとっても乾燥しています。植物たちが暑いし乾燥している過酷な環境の中で生き残る必需品は、空中の霧なんです。このウェルウィッチアは海からの発生する微かな湿度を夜間に葉っぱから吸収して生きています。
写真だけ見ると、グロテスクな枯れたような姿に驚かれる方も多いかと思います。しかしながらこのウェルウィッチアは驚きの植物なのです。
いくつもの驚き
1)2000年生きている!
なんと長い樹齢のウェルウィッチアはキリストの生誕と同じ、2000歳のも現存しています。し かも1億年前から姿形を変えていない原始的な植物なのです。ナミビアで私はそんな2000年の葉っぱに触れてしまいました!!
2)生涯たった2枚の葉っぱ
写真を見ると枯れたような葉がたくさん生えているように見えるかと思いますが、実はこれは1枚の葉が何枚にも裂けているさけなのです。驚きです。
3)地下に長い根をはっている
霧だけでは水分を補えないので、長いものでは10mもの地下茎をのばし、地下水層まで伸ばしているそうです。
なんだか醜い姿を見ても、西暦が始まった頃に生まれたかと思うと、愛らしくてたまりませんか?ちぎれてしまっているボロボロの葉を見ながら、歴史を感じます。あっ、もちろん花も咲くんです。小さな球状の花が。皆様、ナミビアには砂漠だけではなく、そんな健気な、でも浪漫溢れる珍しい植物に出会えるんです。(坂岸)
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