来週月曜21日の朝は「金環日食」
来週月曜日21日の朝はいよいよ「金環日食」観測DAY。太陽が月の外側にはみ出す時のきれいな光輪が見られるといいですね。気になるお天気ですが、気象庁が17日に発表した週間天気予報では、「21日の東京は曇りがちで降水確率は30%。気圧の谷や湿った空気の影響で大気の状態が不安定になり、西日本はより雲が広がりやすくなる。」てるてる坊主を製作予定の水島です。
皆既日食の観測は月の影が落ちる地域に限られ、海上を通過する場合も多いそうです。私たちが自分の暮らす土地で皆既日食を観測できるチャンスは一生に一度あるかないかという稀少な現象。今回の日食は通勤途上で観測することになりそうですが、もし観測場所を選んで世界の何処かに赴くとしたら皆様はどこを選びますか?
私は、アフリカ南西部のナミブ砂漠に行くでしょう。可能であればこういう奇跡的な天文ショーは、音のない雄大な大自然の中で体感したいと思います。
砂漠にも色々な砂漠があり、六大陸すべてに広がっていて陸地の40%は砂漠と半乾燥地帯で占められていますが、砂漠にはそれぞれの生い立ちや性格があり、ナミブ砂漠は「冷涼海岸砂漠」(沖合を寒流が流れていると海面に接する空気が冷やされ、水分を多く含む事ができない。それが陸地側に流れて高温になり、乾燥した気候となる。)に起因します。風が長い年月をかけて世界有数の砂丘を築き、また酸化鉄によってアプリコット色に染まった大変美しい砂砂漠です。
(以下ナショナルジオグラフィック2011年6月号P87抜粋)ナミブ砂漠やその周辺に暮らす人々は、風には2種類あると言う。カラハリ砂漠から吹いてくる東風は、低地へと流れながら勢いを増し、ナミブ砂漠に達する頃には風速が30メートルちかくなり、気温を40℃以上にまであげる。
一方、寒冷な大西洋から吹きつける南西の風は、命を育む風だ。洋上の霧を60キロ余りも内陸まで運び、砂漠の生物に必要な水分の大半をもたらす。
皆既日食は徐々に進行し、太陽が月に完全に月に覆い隠されると、気温は急激に低下し、夜が訪れたような暗闇に包まれます。この恐ろしいような皆既食の状態に一番興味があるのですが、きっとこの時は風の流れにも大きく影響するのではないかと想像します。
太陽が月に多い隠された途端、ザワワーっとアプリコット色の砂塵は流れを変えるのでしょうか。止めるのでしょうか。
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