満腹麻美のワイナリー探訪~アルゼンチン編~
皆様、待ちに待ったボジョレー・ヌーボーの来月の15日の解禁までもう間もなくですね。先日、ニュースで、多量のボジョレーが船に乗って遥々フランスより運ばれているのを目にし、今年も、もうそんな季節かぁ。と、深まる秋を実感しました。
ワインと言えば、やはりフランス、イタリア、スペインの名が挙がるでしょうが、ここ近年注目株なのが、ニューワールドワインと言われる、アメリカやチリ、アルゼンチン、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、日本等の国々です。これらの国のワインの歴史はフランス等に比べ浅いですが、安価でありながら、美味しいワインが手に入るという理由で需要が増えてきています。
私達が訪れたのは、サルタから約180KM南下したカファジャテ渓谷沿いにあるカファジャテの町のワイナリーです。この渓谷周辺は、標高や土壌がブドウ栽培に類稀なる気候条件に恵まれている醸造地なのです。町に近づくと、所々にブドウ畑が増え、穂のかにブドウの香りが漂ってきます。
試飲は、まずは、白ワインの、トロンテス。続いて、トロンテスのデザートワイン、更には、ロゼのタナト。最後に赤のカベルネ・ソーヴィニヨン。
アルゼンチンで赤ワインと言えば、メンドーサのマルベックですが、白ワインと言えば、カファジャテのトロンテスと言われている程、名高い品種なのです。
この品種は、フルーティーで、豊かな芳香を持ち合わせながら、フレッシュ且つまろやかな酸味が特徴的なアルゼンチンの白ワインの代表的な品種で、最も人気があり、ます。この恵まれた土壌であるカファジャテのみでしか作れないこともあり、希少価値の高い品種ではないでしょうか。
トロンテスを一口含んだ後の皆様の顔からは、笑みが溢れ、綻んでいました。皆様も、アルゼンチンを訪れた暁には、是非、アルゼンチンの白ワインの王様トロンテスに酔いしれてみてはいかがでしょう。(井手)
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