2012年12月13日 (木)

エチオピアの国民食インジェラ

 皆様、はじめまして!兼井友理です。
 小腹が空く時間帯、エチオピアの国民食“インジェラ”が恋しくなっている今日この頃です。インジェラづくりはお母さんの重要な仕事
 エチオピアなんて、一体どんな食べ物があるの?と思っている皆様!エチオピアではクレープ状のインジェラと呼ばれる食材が国民食。日本でお米に相当するほど、みんなが大好きな食べ物です。原材料は“テフ”と呼ばれるイネ科の植物で、粒は1㎜ほどの非常に小さなもの。エチオピアが原産で、古くから食されてきました。鉄分やミネラルが豊富で、女性に嬉しい健康食材です。
 ツアー中も、インジェラを作るお母さんの姿をあちこちで目にします。まず、脱穀してすりつぶしたテフを水と混ぜ、3日ほど天日干しして発酵させます。この発酵作業はインジェラの味を決める大切な行程です。発酵させた後、石の鉄板で薄くクレープのように焼き上げます。発酵がうまくいっているものは、表面に均等にぷつぷつと穴が開き、この穴が沢山出来ているほど、美味しいといわれています。
 

 食べるときには、これにお肉や豆を煮込んだシチューのようなものを包んで食べます。食べるころには発酵が進んでクレープの色がグレーっぽくなっているので、はじめはギョッとするかもしれません。でも、食べてみるとこれが案外クセになる味!発酵による酸味に、煮込み料理のコクがプラスされて絶妙な味なのです!シチューは通常、マイルドな味のものと、スパイシーなものが用意されます。私のお気に入りはマイルドなタイプ。インジェラの酸味とのコンビがたまりません。はじめは恐る恐る口にしていたお客様も、帰国されるころにはクセになっている方がたくさんいらっしゃいました。

 ツアー中も必ず目にしますので、エチオピアを訪問した際はぜひ、見た目に臆せず食べてみてくださいね!きっとはまってしまいます。(兼井)

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