2013年3月 7日 (木)

あのリャマが忘れられない・・・

S みなさん、お久しぶりです。三橋愛子です。1月からウユニ塩湖漬けの添乗生活を送っています。だだっ広いアンデスの平原を4WDで突っ走ると、必ず出会う風景があります。紫色の花をつけたキヌア畑、雪を頂いた5000m級のスクレ山や大きな羽を広げて悠々と飛んでいくフラミンゴ・・・。中でも特別な気持ちで見てしまうのが自由奔放に草を食む放牧されたリャマの群れ。

S_2 前回、前々回とボリビア、ウユニ塩湖を訪問すると必ずテーブルに上る食材があります。以前、坂岸がこの秘境ブログでご紹介したアンデスの栄養食品キヌアもその一つですが、もう一つが「リャマの肉」。塩コショウでシンプルにグリルされ、メインディッシュとして出てきます。未知なる食材、ラクダ科のリャマ。恐る恐る食べてみた、そのお味は・・・意外にも臭味がなく、食べやすい!そして、しっかりとした噛みごたえ!アンデスの人々のがっしりと逞しい身体はリャマのお肉のお蔭?!昔から荷物運搬用の動物とされてきたリャマは、同時に放牧もされ、毛はロープや織物、フンは燃料、そして肉は食用にできるということで人々の生活に欠かせない動物なのです。

そして、翌日の夕食、またしてもメニューリストに載っていたのがリャマのお肉。さすがに二日連続はちょっと・・・というこで、レストランへメニュー変更の交渉へ。しかしシェフは自信ありげにこう言いました「今日のリャマは昨日のグリルとはちょいと違う!リャマレッグ(脚)だから期待してて!」と。少しばかりの疑心を抱きつつ夕食へ。そしてテーブルに上ったリャマ料理を目にしてびっくり!小洒落たフランス料理のように、ちょこんとお皿にのせられたリャマレッグ。上からデミグラスソースがかけられて、付け合せにはアンデス原産のホクホクのジャガイモが。一口食べてまた驚き、まるでビーフシチューのようにとろっと口でとけてしまうほど柔らかいのです。昨日4WDから見たあの逞しいリャマ達がこんな美味しく調理されるとは!帰国しても忘れられないあのリャマの味。またいつかお目に掛かれることを願って・・・。

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