【共通テーマ】私の好きな美術館、あの作品(ユーラシア旅行社で行く中南米)
1)コロンビアの太っちょさん
以前ブログでも紹介致しました“もっともコロンビア人らしい芸術家”と称されるフェルナンド・ボテロ。コロンビア人の彼の手にかかると、女性をはじめ人はもちろん、動物までもがふくよかな体型で描かれます。なんとあの「モナ・リザ」でさえ、彼が描けば太っちょさん。彼の作品の数々は、コロンビアの首都ボゴタにある「ボテロ博物館」で出会うことができます。ワシントンのナショナルギャラリーにもあるとか。
2)眉毛が繋がったメキシコ女性
この女性も知る人ぞ知る、メキシコの有名女流画家、フリーダ・カーロ。メキシコの現代絵画を代表する画家で、彼女の壮絶な人生は映画にも本にもなっています。トロツキーらと親交があり、彼女が描いた絵は、彼女が経験した様々なモチーフやエレメントを含まれていて、象徴的に、しかし非常に写実的に描かれています。
彼女が育った「青い家」は、現在メキシコシティにフリーダ・カーロ博物館として開館しております。彼女の作品の充実ぶりで知られる「ドローレス・オルメド・パティニョ美術館」もお勧めです。
3)壁画画家、ディエゴ・リベラの世界
そして、2)のフリーダカーロと2度結婚をした生涯の伴侶、ディエゴ・リベラ。フリーダと彼は20歳の年の差ながら結婚し、美女と野獣カップルと言われたとか。多くの壁画作品で知られ、その作品を目の前にすると立ち尽くしてしまう。
美術館ではありませんが、メキシコシティの市内にある独立の舞台となった「国立宮殿」。この宮殿の見所は、なんと言っても「メキシコの歴史」と呼ばれるリベラの大壁画。中に入ると、正面玄関の両側から回廊部分まで描き進んだ大壁画。眺めていると、ヨーロッパから侵略された時代、マヤ人たち先住民の文化などメキシコの大歴史を見てとれる。
フェルメールもいいと思います。ゴヤもいいと思います。マティスもいいと思います。
しかし、中南米にも巨匠と呼ばれる画家たちが活躍しています。南米を訪れる際、遺跡や大自然だけではなく、文化に触れるのも面白いかもしれませんね。(坂岸)
【共通テーマデー】「わたしの好きな美術館、あの作品」
◆添乗見聞録:アルフォンス・ミュシャの大作『スラヴ叙事詩』
◆倶楽部ユーラシア:メルブ遺跡出土の『彩色土器』
◆ろまねすく通信:カタルーニャ美術館
◆パタゴの国からミンガラバー:ゴッホの作品エトセトラ
◆船の旅便り:損保ジャパン東郷青児美術館『ひまわり』
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